今月の訪問歯科診療コラムをお届けします。
第5回目のテーマは
「入れ歯のお手入れ・保管方法」 です。
入れ歯を快適に使い続けるためには、自分の歯と同じようにお手入れが必要です。
食べ物のカスが入れ歯と歯ぐきの間に入り込み、時間が過ぎると細菌が繁殖して歯ぐきに炎症が起こります。
そのため、痛くて噛めなくなったり、歯ぐきの形が変わって入れ歯が合わなくなったりしてしまいます。
また、口臭の原因にもなります。
入れ歯は、取り外したら入れ歯専用ブラシ(義歯ブラシ)を使い、しっかりと流水で洗浄してから保管します。
入れ歯は、プラスチックの保存容器に入れ、水に浸して保存してください。
容器の中の水は毎日交換してください。
日中は、入れ歯によって歯ぐきに負担がかかっています。
口内炎を予防し、口腔粘膜を安静に保つためにも、寝ている間は入れ歯を外して歯ぐきを休めてあげましょう。
※入れ歯は乾燥すると変形したり、ヒビが入ったりすることがあります。入れ歯を外しているときは、必ず水に浸けるようにしてください。
※小さい入れ歯は飲み込んでしまう危険があるので注意が必要です。
※入れ歯が合わない・痛みがある場合は、早めにご相談ください。