今月の訪問歯科診療コラムをお届けします。
第12回目のテーマは、
「誤嚥性肺炎」
です。
嚥下(飲み込む)をすると食べ物や飲み物は胃に入っていきますが、嚥下の機能が低下すると気管に入ってしまいます。
この誤って飲み込む(誤嚥)時に、気管支や肺に食べ物などと一緒に細菌が入って発症する疾患です。
咬み砕いた食べ物が唾液と混じって食塊をつくります。
その後、舌で食塊を口の奥に運びます。
この食塊を飲み込む瞬間は、食べ物が気管に入らないように無意識に呼吸を止めています。が、この動作がうまくいかずに飲食物を誤嚥してしまうと、口腔内細菌が気管の方へ入り、肺で炎症が起きてしまいます。
誤嚥性肺炎の症状としては、
・発熱
・咳嗽(セキのこと)
・膿性痰
・食欲低下
・喉がゴロゴロなる
・元気がない
誤嚥性肺炎を起こしやすい方
・高齢者
・脳梗塞後遺症
・パーキンソン病などの神経疾患のある方
誤嚥性肺炎を予防するには、口腔内を清潔に保つことが重要です。
福岡県大野城市の御笠川デンタルクリニック ヒカリでは、通院が難しい方のご自宅や施設にお伺いして、歯の治療や口腔ケアを行っております。
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